浪花米菓組合

米菓にはもち米を主原料にする「あられ」または「おかき」と、うるち米を主原料にする「せんべい」の2種類があります。

奈良時代、五穀豊穣祈願のため、もち米を神前に供えた後、土皿でこれを焙って食べたのが今日のあられの原型といわれております。米菓はこのように、わが国では最も古いお菓子で1100年以上の歴史をもっております。米を主食とする日本人にとっては、米の加工品である米菓の風味とソフトな味は、きわめて嗜好に合い、まさにわが国の風土が生んだ代表する菓子といえるでしょう。

全国では、昭和初期に東京の米菓メーカー同士が集まって、「昇霰会」を結成したのが、米菓業界としての実質的な団体活動のはじまりで、昭和15年に、米菓業界として初の全国団体として「日本米菓製造業組合連合会」が結成されました。

戦後、紆余曲折もありましたが、昭和37年5月、「全国米菓工業組合」が設立され、現在、全国米菓工業組合 浪花支部として、鰍「づみあられ本舗、叶A村、大和製菓、とよす梶A中島製菓、松井製菓、松本製菓梶A居シ山製菓、株ェ木製菓の9 社で組織運営されております。大阪府菓子工業組合には、浪花米菓組合として加入しています。

われわれ会員は、歌に国歌があり、花に国華があるように、お菓子に国菓があるとするなら、「米菓は日本の国菓」になるよう日々精進して米菓創りに活動してまいります。