大阪府甘納豆協同組合

遠州(今の静岡県)浜名湖の北三ヶ日町に大福寺というお寺があります。このお寺で徳川家康の庇護のもと作り始めたのが『浜納豆』(今の甘納豆)の起こりといわれております。

浜納豆は寺納豆とも唐納豆とも呼ばれますが、一般的名は塩辛納豆であります。小豆・うずら・えんどう・いんげんを蜜漬けにして甘く煮詰め、さらに白砂糖をまぶしたものを明治年間東京で作り始められたのが甘納豆であり、浜納豆をもじって『甘納豆』と名付けられました。昭和23年10月1日に大阪府甘納豆加工組合を設立し、25年8月10日に中小企業等協同組合法に基づく大阪府甘納豆協同組合を創立し、今日に至っています。現在は会員も少なくなってしまいましたが、日々、博覧会での高位受賞を目指し、今後も伝統を守り続けていくことに取り組んでまいります。